役割の違いが生む”温度差”をどう埋める?

シンクロジスティクスの一木です。

仕事をしていると、
「こっちは急いで動いてるのに、相手はのんびりしてる」
「伝えたはずなのに、ぜんぜん進んでない」
そんな風に、“温度差”を感じたこと、ありませんか?
今回は私の実体験をもとに、なぜ温度差は生まれるのか、そしてそのギャップをどう埋めていくかについて、私自身の実体験も交えてお話ししたいと思います。

 

■「温度差」はなぜ生まれるのか?

当社の例ですと、オペレーション担当者は、ブッキングから出港までの全体スケジュールを見ながら、後工程に余裕を持たせるために、数日〜数週間単位の長期的な視点で業務を進めています。
一方、ヤードの作業者は、現場の動きひとつで後工程に影響が出るため、「今日中にこの本数をバンニングする」といった短期的な視点で作業に集中しています。
お互い同じ会社で同じサービスを運営していても、働く環境が違えば、見える範囲が変わり、さらにそれが優先順位の違いを生み出してしまう。そのちょっとしたズレが、「温度差」として表れてしまうんですね。
これはロジスティクスに限らず、どんなチームや会社でも起こりうることだと思います。

 

■温度差を埋めるための工夫

温度差があることを前提に、私たちが意識しておくべきことがあります。
それは、相手の状況を想像した上で、伝わる形で伝えることです。
すぐに実践できそうな、私なりの工夫を紹介します。
例えば、
①相手の時間軸を知る
誰にでも比較的取りやすい時間があるはずです
②連絡ツールの選択
自分主導ではなく、相手にとって好ましいものを選択します
③曖昧な表現は避ける
「大至急」のような抽象的な表現は避け、「〇時」のような具体的数値で伝えます。
④ 返事だけで安心しない
「了解です!」のあとに進んでないことは意外と多いです。
やったかどうか、確認できる仕組みをつくるだけでもズレは減ります。

こうした日々の工夫を積み重ねることで、温度差は少しずつ縮まっていきます。
でも、それだけでは足りない場面もあります。

■温度差を生まない組織をつくるために

根本的に温度差を生まないためには、チーム全体に伝える文化を育てていくことが欠かせません。
私が特に意識しているのが、背景まできちんと伝えることです。
「これをやって」とだけ言われても、受け手にとっては単なる作業。
けれども、その仕事が何のために必要なのか、全体の流れの中でどうつながっているのかまで伝われば、理解が深まり、行動の質も変わってきます。
背景を伝える姿勢が根づけば、現場にも「ちゃんと理由を聞いて理解しよう」という空気が生まれていきます。

ひとつの声かけ、ひとつの工夫が、チームの空気を変えることがあります。
「このズレ、仕方ないよね」とあきらめるのではなく、「どうやったらちゃんと届けられるだろう?」と考えて動くことが大切だと感じています。
ただ渡すだけではなく、相手の手元まで、しっかりとバトンを届けるようなイメージで。
その一歩一歩が、いいチームをつくっていくと信じています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。