「進む」を選ぶということ~大切にしている“決断”の軸

シンクロジスティクスの一木です。
今回は、経営において欠かせない「決断」について、自分自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。

経営をしていると、正解が見えない場面に何度もぶつかります。そんな時こそ大事なのが、「決断する力」。迷いがあっても、腹をくくって前に進む。その一歩を踏み出せるかどうかが、経営において重要な要素の一つだと考えます。

■ 質の高い決断を目指す

私は直感や勢いだけで進めるのではなく、多様な視点を踏まえた上で、納得感を持って進める決断が、質の高い決断だと考えます。
若い頃の私は、同調・共感してくれる人ばかりを周囲に置いていました。反対意見には耳をふさぎ、迷うことなく突き進んでいました。でも実際に経営を続けてみると、それでは視野が狭まり、リスクを見落とすということに気づきました。

今では意識して、反対意見を持つメンバーに意見を求めるようにしています。彼らが指摘してくれることで、自分の考えの誤りや自己過信していることに気づかせてくれます。
このような変化を通じて、以前のように直感で決断するのではなく、社内で議論を重ね、異なる視点を取り入れた上で「これでいこう」と決めるスタイルが根付いてきました。最終的に決めるのは自分ですが、チームの意見を受け止めて進む決断は、ブレがなく、納得感のあるものになっています。

 

■ 社内の反対を越えて進めた決断

これまでいくつもの決断をしてきましたが、特に印象に残っているのが「新卒採用を始めたとき」のことです。実行するにあたり、当時は、「コストがかかる」「育成の手間が大きい」といった反対の声が多くありました。

それでも私は、自分の若い頃の経験を思い出し、「若手の成長こそが会社の未来をつくる」と信じていました。確かに、新卒を受け入れるには、会社側にも受け入れ体制や土台が必要で、そうした準備を通じて「いい会社」をつくることにつながる。新卒採用は文化づくりにも大きな意味があると考え、覚悟をもって進めました。
結果として、この決断は会社の基盤を強くし、次のステージへの成長につながる大きな一歩になりました。

決断とは、確実な正解が見えない中でも、自ら責任を持って進む方向を選び取ることだと、私は考えています。私が決断を下すとき、常に立ち返るのが、「この選択は、自分たちのミッションやビジョンに沿っているか」という問いです。迷いや反対意見があっても、最終的に信じられるのは、自分たちが大切にしている軸。そこに沿っていると確信できれば、不安があっても前に進めます。決断には常に不確実性がつきものです。だからこそ、信じる軸を持って進む姿勢が何よりも大事だと実感しています。

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