社会の変化を自社の成長につなげる力~組織と個人に必要な姿勢とは~

シンクロジスティクスの一木です。
今回は「変化を成長につなげる力」についてお話ししたいと思います。

経営をしていると、市場の動向や国際情勢、テクノロジーの進化など、常に環境の変化に直面します。こうした変化は私たちの意思に関係なく起こり、避けることはできません。だからこそ重要なのは、その変化を「どう受け止め、どう向き合うか」です。ここでは、組織文化としての変化の向き合い方と、個人が変化に立ち向かう心構えについて、私の経験を交えて整理してみたいと思います。

■ 挑戦を根付かせる組織文化のつくり方

人は周囲の影響を大きく受けるもので、チームの中に挑戦を楽しむ人がいて、その声やエネルギーが強ければ、自然と全体も前向きになっていきます。逆に、挑戦的な人が一人だけでは力を発揮しにくい。だからこそ、変化に対してポジティブに捉える人を迎え入れ、文化を形づくることが重要だと考えています。

もちろん、挑戦を楽しめる人は、もともとの気質に支えられている部分が大きいです。しかし、そうした人だけでは組織全体に変化を広げるのは難しい。ゆえに、経験や教育を通じて育てられる「フォロワー」の存在が重要になります。先陣を切って挑戦に挑む人の意図を理解し、周囲に伝え、定着させる。その強みは、個人のひらめきに頼らず、行動に再現性を持たせられる点にあります。

挑戦する人やフォロワーの存在は、組織が社会の変化に対応していくうえで欠かせません。ただし、それを一人ひとりの資質に任せきりにするのではなく、組織として意識的に育てていくことが重要です。私たちはクレドに掲げた「人の挑戦をリスペクトしよう」「出来ない理由よりどうしたら出来るかを考えよう」といった価値観を、日常の行動に落とし込みながら教育や育成に活かしています。こうした育成が、社会の変化に対して前向きにとらえ、挑戦を続けられる組織の土台となっているのです。

 

■ 個人が変化に向き合うために

組織として文化をつくる一方で、個人が社会の変化にどう向き合うかも大切です。ある社員から「変化が怖い。未来が不安だ。」と相談を受けたことがあります。生きている以上、社会も私たち自身も動き続けており、予期せぬ変化が生じるのは自然なことです。時にそれは「危機」として現れ、ニュースなどでネガティブに語られることも多く、不安になることは誰しもが経験することだと思います。

しかし同じ「変化」でも、見方を変えれば「機会」として捉えることができます。さらに、それを「好機」に変えられるかどうかは2つの要素にかかっています。ひとつは「事実は事実として受け入れる」姿勢です。自分では変えられない出来事に悲観的になるのではなく、まずは受け止めることが出発点になります。もうひとつは「目的意識をもつ」ことです。何のために働くのか、何を実現したいのかという軸があれば、起きた出来事を自分にとって意味のある挑戦に変えられる。そして、この2つが揃えば、不安にとらわれるのではなく「どう動くか」に意識を向けられます。

変化は避けられませんが、受け止め方次第で大きな学びや成長につながります。
組織としては「挑戦を支える組織文化」を育み、個人としては「変化をチャンスに変える視点」を持つ。両輪がそろって初めて、持続的な成長が可能になると信じています。

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