多様な意見を重ね合わせて事業ビジョンを描く

シンクロジスティクスの一木です。

今回は、北九州新門司地区における開発プロジェクトを構想したプロセスについて、共有させて頂きたいと思います。

 

新門司のキックオフイベントを終えて

北九州市のマリナクロス新門司における総合物流拠点開発プロジェクトにつきましては、5月末にキックオフイベントを実施し、7月からはコンテナバンニングサービスを開始しております。新しい企画も順次進んでおり、多くのお問い合わせをいただいているところです。

プレスリリースでも発表させていただきましたが、当社は北九州市および地場企業の皆さまとの協業を通して、物流拠点として高い優位性をもつ新門司のポテンシャルを最大限に引き出したいと考えております。約40年にわたり有効活用されていなかった約7.3万平方メートルの事業用地を、地域の皆様と共に再生していきたいというのが私の強い想いです。

 

50名以上にヒアリングを実施

本プロジェクトの構想を練るためにまず行ったことは、新門司にゆかりのある方々へのヒアリングです。行政の方々をはじめ、地場企業の方々、新門司で事業を展開されている関西圏・関東圏の企業の方々、シンクタンクの方々など、50名以上に物流拠点としての新門司の課題や期待などをお聞きし、約1年半をかけてまとめ上げました。

ヒアリングを通して、新門司に関する「すでに顕在化している強み・課題」や「地域でもまだ広く認知されていない潜在的な強み・課題」が明確になりました。例えば、新門司は一年を通して穏やかな海象条件に恵まれており、東アジアの貿易・物流のハブ機能を担えるポテンシャルを秘めています。

新門司にこうしたポテンシャルがあることは、地域に根差した企業の方々もある程度見聞きされているとはいえ、どれくらい魅力的なことなのかは確信を持てずにいた方が多かったのではないでしょうか。今回、ヒアリングで得られた様々な資料やデータを元に客観的・定量的に分析したことで、新門司の価値や競争優位性の高さを確信できました。

 

 1枚の絵のような事業ビジョン

新門司に対してそれぞれが認識している強みや課題を丁寧にまとめ上げるプロセスは、1枚の絵を描くことに似ています。一つひとつを絵のパーツとして幾重にも重ね合わせていくことで、ぼんやりとしていた新門司の事業ビジョンが美しい1枚の絵のように浮かび上がってきています。

クリアになってきている事業ビジョンを元に、新門司が持つ潜在的な強みを掘り起こして活用する。競争力を高める上でネックとなっている課題を改善する。

そうすれば、新門司のポテンシャルを最大限に引き出すことができ、北九州市全体の物流活性化にも貢献し得ると考えております。

プロジェクトを推進する過程でオープンマインドに議論を重ねてきたことで、多方面の方々から「ぜひ一緒にやろう」「こういう条件をクリアできたら参加したい」といった前向きなお声を多数頂戴しております。世の中の価値あるものを、より多く、よりなめらかに流通させるには、オープンマインドで建設的な議論が活発になされることが、第一に重要だと思います。

当社の取り組みについてご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までご覧頂き、ありがとうございます。