現場の役割意識を高めるマネジメント

シンクロジスティクスの一木です。

今回は、現場のマネジメントにおいて「役割」や「責任」の意識づけを行う重要性について、共有させて頂きたいと思います。

 

一人ひとりに「役割」や「責任」を意識させる

私はこれまで、全国各地で船積み作業の現場を作ってきました。多様な現場のマネジメントや視察を通して強く感じていることは、現場で働くスタッフ一人ひとりに「役割」や「責任」に関する意識づけを行うことの重要性です。

船積みの仕事の役割としては「速く、たくさん積むこと」も大切ですが、それ以前に「エンドユーザーに大切なお車を届ける」という意識を持つことが大切です。「お客様に届ける」という役割意識を持つと、一つひとつの作業に対する向き合い方も変わってきます。例えば、ダメージや荷崩れを起こさず、良好な状態でお車を届けられるように配慮が行き届くようになり、作業環境やチームの役割分担についても考慮するようになります。

また、サービスの品質を担保する上で、責任の所在を明確にすることも重要です。複数人で作業を行っていると役割分担や品質基準が曖昧になり、作業の抜け漏れなどのミスを招きやすくなるからです。

 

どうマネジメントするか?当社の取り組み例

現場スタッフの役割や責任に対する意識を高めることは、適切なマネジメントによっても実現できると考えております。「自分で意識を変えなさい」といった精神論ではございません。

当社は全国に十数か所のヤードを構えており、試行錯誤ではありますが現場のマネジメントを強化する取り組みを行っています。参考までに、直近で私が実施した実例をご紹介します。

 

<現場の意見を改善に活かす>

現場スタッフを対象に、1対1の面談やWebアンケートを実施しました。職場環境や改善したい点など様々な意見を収集して仕分けを行い、「すぐに改善できること」は即実行に移し、「すぐにできないこと」は期限を区切って対処することをルーティンワーク化するよう推進しています。

⇒一人ひとりの意見が改善に反映されるという体験は、「仕事のやり方や職場環境は、自分たちで変えられる」というポジティブな意識の醸成につながっています。

 

<優れた現場のノウハウを学ぶ>

優れたヤードに数日間出向いてもらい、ノウハウの共有を行っています。

⇒実地研修を通じて自分たちの現場との違いを感じ取り、「いいものは学んで取り入れよう」という改善意識が生まれやすくなります。

 

<コンテナ単位で責任者を任命する>

バンニング作業を行う複数の実務担当者の中から、コンテナ単位で責任者を任命するようにしました。

⇒品質管理に伴う責任を明確化することで、仕事のプロセスやコミュニケーションの質が高まります。

 

このような取り組みを2~3週間ほど集中的に行った現場では、改善がどんどん進むことを実感しております。

上記はあくまでも参考例で、現場の状況に応じて必要な取り組みは変わってきます。場合によっては、作業のやり方や心構えを、一から手取り足取り教えるしかないケースもあるでしょう。

 

自ら気づいて、行動に落とし込むまで

現場の意識を高めるアプローチ方法は色々あると思いますが、私が特に重視しているのは、ロジスティクスの仕事の目的や役割を一人ひとりに伝えることです。一度だけではなく、自ら気づいて行動に落とし込むまで、くり返しリマインドをする。根気が要りますが、これを現場のマネージャーを中心に徹底することで、一人ひとりの意識や行動を少しずつ変えることができると信じています。

こうした、現場で好循環が生まれるようなマネジメント体制を作るのが私の仕事です。今後も様々な取り組みを通じて現場のブラッシュアップを推進し、安定した品質での「輸出台数の最大化」をご支援いたします。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございます。