Sync渡辺協力会社様インタビュー 2021年11月22日 | 0

シンク・ロジスティクスから名古屋エリアのバンニングを受託し、約3カ月で事業規模が2倍に成長（グランネロジスティクス株式会社様）

名古屋を拠点に中古車のバンニングサービスを提供しているグランネロジスティクス株式会社様は、7年以上にわたりシンクロジスティクスの事業を支えていただいているパートナー企業です。同社は、シンク社と提携を始めて2～3カ月で取扱台数が想定の2倍に達し、事業が安定軌道に乗ったといいます。

提携した経緯やシンク社の印象、提携のメリットなどについて、代表取締役佐藤康明様にお伺いしました。

モンゴル向けを中心に毎月100本のコンテナバンニングを受託

弊社は中古車のコンテナバンニングを主軸に事業を展開しています。特に、高い積載効率と技術力が求められるモンゴル向けのバンニングを得意としており、様々な形態・サイズの車両の組み合わせにも対応可能です。

また、弊社はメーカーバンニング（※）のスタイルをとっていて、制限の多い港湾地区内ではできないような多様なサービスをご提供できます。例えば、タイヤやバンパーを外す作業など、バンニング以外の様々なご要望にも応えやすいところも特徴です。

※メーカーバンニング：港湾地区内ではなく自社の敷地内でバンニングを行うこと

グランネロジスティクスを立ち上げる際に、もともと知り合いだった一木社長とお会いしたことがきっかけです。

当時、シンクさんは全国に拠点を拡大しようとしていた時期で、名古屋でバンニング事業を始めるとお伝えしたところ、「お互いの得意分野を最大現に活かしながら、一緒に頑張りませんか」と熱心にお誘いいただきました。そのときの一木社長のお話に強く共感するところがあり、パートナー会社として提携することにしました。

弊社が請け負っている主な業務は、バンニング作業とヤード管理です。シンクさんが荷主様から集荷した中古車は、陸送会社によって運搬され、弊社に引き渡されます。その後、ヤードで車両の写真を撮影して適切に保管し、輸出が決まったものからバンニングを行うという流れです。

バンニングのコンテナ本数は毎月100本ほどで、ヤードでの保管台数（在庫）は毎月500～600台くらい。設立当初は複数のフォワーダーとお取引をしていましたが、7年以上にわたって信頼関係を構築してきたシンクさんに徐々にシフトし、現在は売上の大部分を占めています。

バンニング業務の進行管理やシンクさんとの情報共有は、シンクさんが開発された物流管理システム『La-Plus（ラプラス）』で行っています。

ラプラスは、業務を進めるために必要な情報がシンプルかつ密にまとまっているうえ、検索機能や集計機能など便利な機能も充実しています。おかげで在庫管理や経理作業の手間を省けていますし、アップデートによって使いやすさは年々向上していると感じます。

また、車両の写真をアップロードして一元管理・共有できるところも大変便利です。

7年以上にわたるお付き合いで常々感じるのは、荷主様や我々のようなパートナー企業への対応が非常に丁寧であることです。

例えば、物理的に難しい作業内容やバンニングプランを希望される荷主様に対しては、我々の意見を踏まえて想定されるリスクをしっかりと説明していただけます。実際に説明しているところを見ているわけではありませんが、フィードバックを聞いていると詳細まで伝わっていることがわかります。

また、基本的にシンクさんは難しいご要望でも「ノー」を言わず、どうすれば実現できるかを模索してトライするのです。それによって我々に難しい課題が来ることもありますが、シンクさんは丸投げせず、我々と一緒に考え、率先して動いていただけるので割を食う状況にはなりません。

シンクさんほど献身的に取り組むフォワーダーはあまりいませんし、だからこそ荷主様の信頼につながっているのではないでしょうか。弊社としても学ぶところがとても多いです。

弊社が今の規模にまで成長し、事業が安定化したことが最大のメリットです。

設立当初は小規模で運営していくつもりで、一木社長から夢のあるお話をお話を聞いた際も最初は半信半疑な部分がありました。しかし、提携を始めて2～3カ月で想定の約2倍の取扱台数に達し、現在も安定的に推移しています。

それは、シンクさんがしっかりと貨物を集荷してくださるおかげだと思います。

また、シンクさんが現地や荷主から取得した情報を、随時共有してくださるところも大きなメリットです。

例えば、モンゴルやヨーロッパなど仕向地のマーケット情報や荷主様の動向を電話等で教えていただくことが多く、事前情報があることでバンニングの作業計画が立てやすくなります。いつもご配慮いただけるおかげで様々な事態を想定して準備を整えることができ、とてもありがたいです。

シンクさんとのお取引関係を長く継続できるように、今以上にサービス品質の向上・安定化を図りたいと考えております。

バンニングを請け負う業者として常日頃から意識しているのは、「いただいた仕事を完璧にこなすこと」です。簡単なようで難しいことですが、完璧でなければシンクさんや荷主様にご迷惑をおかけしてしまいます。

荷主様のご要望も多様化しているため、お役に立てるように努力をし続けることが何より重要だと思います。

ありがたいことに、シンクさんは東海地区で事業を維持していくには弊社が欠かせない存在だとおっしゃってくださっています。ご期待と信頼に添えるように、引き続き尽力していきたいです。

■企業紹介

社名：グランネロジスティクス株式会社
事業内容：主に中古自動車等のコンテナー詰め業務
　　　　　輸入貨物のデバンニング
従業員数：7名
URL：http://granne.jp/