株式会社ビィ・フォアード田中様

年間約3,000本以上のコンテナ輸出の通関・バンニングを委託!顧客がリピートするハイレベルな輸送サービスを実現

 

日本の中古車を海外に販売する越境ECサイトを運営し、販売から輸送まで一気通貫のサービスを手掛けている株式会社ビィ・フォアード様。

同社では、年間約3,000本以上のコンテナ輸出の通関・バンニング業務をすべてシンクロジスティクスに委託。シンク社の質の高い船積み・輸送サービスが自社の信用向上につながっているといいます。

シンクロジスティクスに委託したメリット・効果や今後の取引の展望について、取締役・ロジスティクスデパートメント ゼネラルマネージャー田中様に伺いました。

(所属・役職は取材当時のものです。以下、敬称略。)

 

中古車の越境ECビジネスを展開

株式会社ビィ・フォアード田中様

会社紹介・ロジスティクス部門の業務内容

ビィ・フォアードは、中古車の輸出事業や越境EC事業を行っている会社です。全国のオークション会場やネットオークションで中古車を仕入れ、自社ECサイトで販売・輸出しております。

これまで200以上の国・地域と取引実績があり、アフリカ・アジアなど新興国への輸送実績も豊富です。輸出台数は、コンテナ輸送・RORO輸送合わせて月間約1万~1万5千台、年間約13万台です。

ECサイト:https://www.beforward.jp/

 

私が責任者を務めているロジスティクス部門は、お客様が購入した車両を海外へ輸送する手配・管理を担っており、「ブッキンググループ」と「シッピンググループ」に分かれています。

ブッキンググループでは、仕入れた車をオークション会場から各ヤードに搬入する陸送手配や、ヤード搬入後の写真撮影・車両修理の手配、船会社との交渉・船腹予約などを担っています。

シッピンググループの主な業務は、現地のお客様(荷受人)にB/L(船荷証券)を送る手配や、各国で新しいロジスティクスを立ち上げるパートナー会社の選定・契約など。また、弊社は南アフリカの港から内陸国まで輸送する独自の輸送網を構築しており、それらを使用した現地輸送の手配もシッピンググループが担当しています。

 

年間約3,000本以上のコンテナ輸出の通関・バンニングをすべてシンク社に委託

シンクロジスティクスへの委託内容・業務連携の流れ

主な委託内容はコンテナ輸送業務です。具体的には、仕入れた車をヤードに搬入してから船積みまでの車両管理や写真撮影、修理、通関、バンニングなどの実務全般をお任せしています。

船のスペース取りは我々が行うので、「この船に60台分のスペースが取れたので、車両を港まで運んで船積準備をしてください」「輸出通関の手続きを進めてください」といった形で依頼・連携しています。

一連の業務管理や情報共有は、弊社の基幹システムやGoogleスプレッドシートで行っており、関係者全員でリアルタイムに進捗状況を共有しながら進めています。ヤードの入出庫状況や在庫データは御社の物流管理システム『La-Plus』で確認しています。

 

導入前の課題・取引のきっかけ

御社と取引する前は、主に東アフリカ向けのRORO船による輸送サービスを行っていて、コンテナ輸送サービスはほとんど手掛けていませんでした。しかし、コンテナ輸送しか受け入れていない国・港も多いため、輸出先を拡大するにあたりコンテナ輸送体制を強化することになりました。

全国でバンニング作業や輸出手配を代行してくれる会社を探していたところ、当時福岡で創業して間もない御社から届いたFAXがたまたま上司の目に留まりまして。すぐに私が福岡に飛んで一木社長に会い、博多ヤードの作業内容も確認させていただきました。

この会社なら任せられそうだと判断し、九州エリアのオークション会場から仕入れた車のバンニングを委託したのが始まりです。

現在は全国にヤードを構えていらっしゃるので、年間約3,000本以上のコンテナ輸出
のコンテナの船積みについてはすべて御社に委託している状況です。

 

シンク社の魅力は「柔軟な対応力」「質の高いバンニング」「業務のデジタル化推進」

株式会社ビィ・フォアード田中様

シンクロジスティクスの特長①柔軟な対応力

約8年にわたるお付き合いのなかで、御社が特に優れていると感じるポイントは大きく3つあります。

一つ目は、我々の要望やトラブル発生時に柔軟かつ真摯に対応してもらえるところです。
難しいお願いごとをしても、「できるかできないか」ではなく「まずはやってみましょう」とトライしてもらえます。例えば、御社が博多を拠点にしていた頃に「大阪のコンテナ輸送にも対応してもらえないか」と相談したら、すぐに動いてヤードを新設してくれたり。対応力の高さは御社ならでは魅力だと思います。

海上コンテナ輸送では天候等の影響で荷崩れが発生することがありますが、トラブル時も御社は親身になってくださり、いつも適切に対処してもらえます。必要に応じて再発防止策も講じていただけるなど、真摯で前向きな姿勢がありがたいです。

また、シンクさんはモンゴルに現地代理店を構えていて、デバンニング作業の立ち合いやトラブル時の調査などきめ細かなサポートをしてくれます。

 

シンクロジスティクスの特長②質の高いバンニング

二つ目は、バンニングのプランニング力と作業品質の高さです。

車には様々なサイズ・形状のものがあるため、コンテナ輸送では「どの車両を何台詰めるか」というバンニングプランが重要です。

シンクさんにはノウハウがあるので、輸出車両の台数・車種をお伝えすると速やかに最適なプランニングをしてくれます。一般的なバンニング依頼は「この4台をこのコンテナに積載してください」という形ですが、シンクさんの場合は100台分のデータをまとめて渡すだけでプランを組んでくれるので助かっています。

また、バンニングのクオリティも高く、現地に到着した車両にダメージが少ないです。

 

シンクロジスティクスの特長③業務のデジタル化を推進

三つ目は、業務のデジタル化を推進している点。
物流業界はアナログな会社が多いのですが、御社は独自に物流管理システムを構築し、早くから業務フローのシステム化に取り組まれています。我々の基幹システムのデータもうまく活用していただいており、リードタイムの少ないスムーズな業務連携ができています。

 

丁寧・スピーディな仕事がビィ・フォアードの信用向上につながり、多くの顧客がリピーターに

ビジネス面のメリット・効果

シンクさんの仕事が丁寧・スピーディなおかげで、お客様に最短スケジュールかつ良好なコンディションで商品をお届けできています。そのことがビィ・フォアードに対する信頼向上につながっており、リピート利用していただけることが多いです。

コンテナ単位で購入するのは主に現地の中古車ディーラーです。彼らは定期的にまとまった台数を購入するため、どんどん送れば彼らのビジネスが円滑に回ります。その点、御社は効率的なヤード運営で在庫回転率が高く、お客様の販売活動を後押しできていると思います。

船積みや通関を御社に委託したことで、社内のオペレーション体制を簡素化することもできました。年々ビジネス規模が大きくなっているので人員は増えていますが、生産性は高まっていると感じています。

 

シンク社と共に新しい海外ロジスティクスサービスを構築したい

株式会社ビィ・フォアード田中様

今後の取引の展望

いま、弊社の物流機能を日本の中古車販売会社に販売する新サービスの開発を進めています。例えば、弊社が強みとしている東アフリカ内陸国への一貫輸送サービスのように、他社さんが販売した中古車の海外輸送を代行するサービスです。

御社には構想段階からサポートしていただいておりましたが、今後はパートナー企業として一緒に海外ロジスティクスサービスを作り上げ、他社さんのお車も含めたヤード業務や通関業務をお任せしたいと考えています。

海外輸送サービスの強化には質の高いコンテナ輸送が欠かせず、その意味でシンクさんは弊社のビジネス拡大に不可欠な存在です。今後も強固な関係性を維持・強化しながら、お互いのビジネスを成長させていけたら嬉しいです。

 

企業紹介

株式会社ビィ・フォアード

社名:株式会社ビィ・フォアード

事業内容:中古自動車の販売及び輸出入、自動車用部品の販売及び輸出入、ECサイトの運営、その他

従業員数:日本 217名(2020年6月現在)

URL:https://corporate.beforward.jp/company/