【ロシア(ウラジオストック)出張レポート③】グローバル展開する上でのポイント

SYNC LOGISTICS 一木です。
先週に引き続き、1月16日から23日まで出張していたロシア向けの出張レポートについてご共有させて頂きます。

■アジアにおける日本のスピード感

約2年振りに海外出張をしてきた中で、再確認出来たポイントを皆さんに共有して行きたいと思っています。やはり、海外での商談は国内の商談に比べスピードが早いなと感じます。日本での商談のスピードが1~3としたら、5~10のスピードで交渉や合意が進むイメージです。
慎重な方から見れば『本当にこの人は、後のことを考えているのだろうか?』と感じるような感覚になるかもしれませんが、私が海外で仕事をしている時はこのくらいのスピードでやるのが当たり前の感覚があります。今回のロシア出張中に私が特定の訪問先でサービス開始を決めるまでに要した時間は、初対面から約30分でした。(※日本で十分な事前準備や方針が明確になった上で商談に望んでいます。)
もちろん、投資金額が大きくなるものやコンプライアンスが絡むものなど
担当者一人で判断できないことがあるとは思います。そのような状態であっても
『金額の裁量を明確に決める。』『訪問中に、決裁を仰ぐべき上長をZOOMに同席させる。』といった工夫を行えばスピードを早めることができます。
成功の確率を高めるために、失敗をしないために検討を重ねることももちろん大切だと思いますが、チャレンジしないこと意思決定スピードに起因する機会損失も同時に発生することを意識してもいいのではないでしょうか?

 

■今回の企画をしている人材

今回のロシア向けの企画担当しているスタッフは入社 3ヶ月目で貿易業界未経験の人材です。外語大学出身で語学力は堪能ですが、車や物流の知識もほぼゼロの状態から私が伴走しサービスの企画を行っています。しかしながら、高い探求心に加え、様々な考え方を尊重しようとする姿勢。何より、この業界内の人が考えつかないようなアイデアを出すことに関して高い力を持ち合わせています。マーケットの選定や方針、関係者の引き合わせを行った後は自分でアクションプランを考えて企画を進めています。『この業界のしきたりを理解するまで10年はかかる。』『まず、知識を入れないといけない。』といった一般的なご意見もありますが、私は高い能力と強い責任感を持ち合わせている人材であればサービスの構築は可能であると考えておりますし、こういった人材の能力を最大限に開花させ、お客様、協力会社様にとって欠かせない存在に育成していくことが私の役割だと思っています。当社には、他にも多くの優秀な人材がおりますので、またご紹介をさせてください。

■輸出事業者様を後押しするロジサービスを創る。

日本企業がグローバルで渡り合っていくには、自分達の感覚のズレを認識し、リスクを取りながら成功に近づけていく人材の確保が最も重要であると考えています。オミクロン株が蔓延している状態ではございますが、当社は2023年頃から海外展開を強めて行く予定で採用、育成を実施しています。”この国への輸出を大きく拡大したいから、サービスを構築してほしい。”といった荷主様からのご要望がありましたら、当社スタッフへお声がけ頂けますと幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。