プレスリリース
中古車輸出の物流業務を一括代行する「ワンストップロジスティクスサービス」を正式リリース
2022.11.18

自動車輸出に特化したロジスティクスサービスを提供するシンク・ロジスティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 一木貴大)は、中古車輸出における物流業務を包括的に請け負うワンストップロジスティクスサービスの提供を開始しました。従来は既存のお客様からのご要望にお応えする形で提供してまいりましたが、ご好評につき正式にリリースいたします。

 

サービスページ:https://www.sync-logi.com/ja/ols/

 

サービスリリースの背景 ~業界全体の発展を目指して~

当社は2013年の設立以来、「ビジネスと社会の前進を支えるパートナー」をビジョンに掲げ、自動車輸出YARD運営事業と自動車輸出利用運送事業を2本柱に事業を展開してまいりました。
荷主様が一台でも多くの車を輸出できるよう、これまで様々な協力会社様のお力添えをいただきながらサービスを強化し、現在では年間約6万台の中古車を世界中に送り届けています。

 

荷主様が抱える課題やニーズは多岐に渡りますが、様々なステークホルダーと協業する中で業界の共通課題として見えてきたのは「物流の生産性向上」です。中古車輸出市場は仕向国の政情や規制、為替などの影響で取扱量が変動するため、経営効率化の観点から荷主様の多くは物流部門のリソースを最小限に抑えています。それにより、仕入れや販売を強化しても人材・ノウハウ不足から物流オペレーションがうまく機能しないというジレンマを抱えています。

 

輸出台数を最大化させるためには、市況の変動に関わらずなめらかな物流を実現する体制が不可欠です。このような課題認識から、当社はこれまで培ってきた物流関連のノウハウやネットワークを活用したワンストップロジスティクスサービスの提供を開始いたします。

現在、日本から年間120万台の中古車が輸出されていますが、ワンストップロジスティクスサービスをご活用いただくことで中古車物流の効率化・最適化を実現し、業界全体のさらなる発展に貢献してまいります。

 

 

ワンストップロジスティクスサービスの概要
   ~オペレーションサイドから輸出台数の最大化を後押し~

ワンストップロジスティクスサービスは、中古車輸出におけるロジスティクス業務を包括的に請け負うサービスです。物流ルートや輸送方法の策定から運用・管理まで、すべての業務を当社に委託していただくことで、お客様が仕入れやセールス業務に専念していただける仕組みを構築いたします。

 

荷主様のこのようなお悩みを解決します

◆物流手配のオペレーション人材の採用・育成が難しい

  ー自社で優秀な人材を採用・育成する余力がない
  ーオペレーション部門の人材の定着率が低い
  ードキュメント作成や事務処理が煩雑でミスが多い
  ースピーディで効率的な物流手配ができていない

◆マーケット閑散期の固定費(人件費)の負担が大きい

  ーマーケットの繁忙期・閑散期によって、物流手配の業務量が変動する
  ー輸出量が一定でないため、物流人員の不足・余剰が発生しやすい
  ー輸出台数が少ない時期は収支における固定費割合が増大する

◆仕入れやセールス業務に経営資源を集約できていない

  ー売上に直結しない業務にマンパワーを取られている
  ー海外のお客様と関係性を構築する時間・余力が無い
  ーコア業務に注力できないため、自社の競争力が上がらない

 

サービス導入で得られる効果・メリット

物流コスト削減

売上に直結しない物流業務をすべてアウトソーシングすることで、物流コストの変動費化・最適化が実現し、コスト削減につながります。

物流スピード向上・キャッシュフロー改善

コスト・工数の両面において最も効率的な物流ルートや輸送方法で運用するため、物流のリードタイム削減およびキャッシュフローの改善が見込めます。

人的資源のコア業務への集約

物流関連の人員を仕入れやセールスなどのコア業務に集約できるようになるため、競争力向上や売上拡大が見込めます。

導入事例

世界120カ国以上にダメージ車両や災害車両を販売・輸出している株式会社タウ様は、経営資源の最適化のために3PLサービス(現:ワンストップロジスティクスサービス)を導入。当社に物流業務を包括的にアウトソーシングした結果、物流コストの変動費化や、セールス活動に注力できる体制構築を実現されました。

取り組みの詳細はこちら

 

当社代表取締役 一木コメント ~オペレーション部門に光を当てる~

中古車輸出の物流部門にはまだまだ大きな伸びしろがあります。しかし、物流の現場は効率性より長年の慣習や人間関係で仕事が動く傾向があるため、彼らのポテンシャルを十分に引き出せていないのが実情です。これは業界全体にとって大きな損失です。

私は、これまで裏方に徹していた物流部門に光を当て、その潜在能力を最大限に活かすことが業界発展のカギになると確信しています。従来の慣習に囚われない公明正大なワンストップロジスティクスサービスを提供することで、すべてのステークホルダーの前進をご支援いたします。

今後の展望としては、テクノロジーを活用してお客様のビジネス拡大を戦略的にサポートする4PLや5PLも視野に入れております。その足がかりとして、まずは本サービスで「なめらかにモノが動く世界」の実現に向けて邁進してまいります。

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