会社が望む行動指針を示す

■私以外の社員から会社の方針を伝える意味

SYNC LOGISTICS 一木です。

今回は、今年の7月に全社キックオフで社内に発表した行動指針(Credo)について皆さんに共有させて頂きます。これまでの全社キックオフの際には私からこれからどんな会社にしていくのか?どんな事業を展開していくのか?といったことを中心に説明してきておりました。今回は私の口からではなく、各マネージャーからどんな行動を求めているのか全社員に向けて話してもらいました。多くの人の前で、自分の言葉で考えを話すことは強いストレスもかかります。『全員にちゃんと伝わるのだろうか?』『惹きつけるように、おもしろく話さなきゃ。』など、人によって様々な想いが巡ると思いますが、各マネージャーにとって素晴らしい経験になったのではないかと思っています。その5つの行動指針を共有していきたいと思います。

■「自分ごと」として考えて発言しよう

まさに、今回の行動指針発表がこのクレドの体現に当たります。このクレドは、3ヶ月に一度マネージャー以上が集まる合宿で議論を重ね決定したものです。自分の経験を織り交ぜ、なぜ自分がその行動をやったほうがいいと思うのか、その行動を起こすことでどんないい影響があるのかを話してくれていました。もともと、自分で発案した内容であっても多くの人に話すことで本人の頭の中も整理され、さらに強く意識される効果もありますし『自分ごと』として話す言葉は多くの人を惹きつけ、仲間を増やしていくことが出来ます。よく、社員から『僕のプレゼンうまく出来ていましたか?』『このプレゼンは正解なのですか?』と聞かれることがあります。そういった時に私が伝えるのは『相手のことを理解しながら、自分ごととして話せた?伝えたい人達の反応はどうだった?』というような受け答えをします。プレゼンは、伝える人によって話し方を工夫しながら、“相手への共感を呼び、行動を起こしてもらう”ことまでが目的になります。そのためには、やはり熱量のこもった『自分ごと』の発言をしていくことが重要になります。当社の社員が一人でも多くの仲間を創れるような想いを込めた行動指針になります。

■できない理由よりどうしたら出来るかを考えよう

こちらは当社の社員だけではなく、日本全体にも浸透していって欲しい行動指針だと思っています。私、個人としては当社の社長として売上高や企業価値を上げるためにも、多くのチャレンジをしていくつもりでおります。現状をキープすることは世の中全体から見れば衰退していることを意味しますし、自分を含めた当社の可能性を誰よりも信じるのが私の仕事であるからです。創業時に20代を中心に構成していた社員達も、結婚や子供を持つことが増えていて時間的な制約が大きくなっています。また、肌感覚ベースですが平均年齢が上がっていくごとに、”自分はこういう性格だ。これくらいの能力だ。”といった決めつけが強くなっているように感じます。。こういった”タガ”を外し、自分のポテンシャル(可能性)を信じられる人材を育成するのが私の一番の仕事だと考えています。当社のお客様でも成長を続けられているお客様は、こういった姿勢で取り組まれている会社が多いように感じます。私は成人発達理論と呼ばれる「人は何歳になっても成長していく」という理論を中心に組織を成長させていきたいと思っていて、5年後~10年後にどんな社員達と仕事ができていくのかを楽しみに経営をしています。

また、先月もモンゴルに出張していたのですが相変わらずポジティブな方が多かったです。『こういった事を一緒にやれないか?』という提案も多いですし、私が出したアイデアに対して『まず、やってみる。』といったスタンスを取られる方が多いです。むしろ『出来る理由しか、考えていない。』のではないか?と思うくらいポジティブな発言をされる場合もあります。国民性の違いもあるかとは思いますが、こういったまずやってみる姿勢が非常に大切だと思いますし、やり始めたら、責任を持ってやりきる姿勢について日本人は高い資質を持ち合わせていると思います。この最後までやりきる力とまずやってみることを両立させる人材を多く輩出していきたいと思います。残りの3つのクレドは、次回のメルマガでご共有させてください。

最後まで、ご覧頂きありがとうございます。