シンク社は時代にフィットした先進的なフォワーダー。柔軟な機動力でシッパーのビジネスをサポート

RamaDBK(ラマデービーケイ)様は、スリランカ出身のラマナヤケ ジャガット社長が1988年に日本で創業した自動車輸出会社です。

同社は、モーリシャス向けのコンテナバンニングをはじめ、乗用車や商用車の通関・船積業務をシンクロジスティクスに委託。シッパーの立場に立った柔軟かつスピーディな仕事ぶりを高く評価しているといいます。

提携に至った経緯や委託内容、シンク社の魅力などについて、代表取締役のラマナヤケ ジャガット様に伺いました。

(以下、敬称略。)

 

シンク社主催の現地視察ツアーを機に取引をスタート

RamadaDBKジャガット様

RamaDBKでは、日本の乗用車・商用車を世界各国のディーラーや個人バイヤー等にインターネットで販売・輸出しております。車両の販売から船積みまでワンストップのサービスを提供していて、お客様に代わって輸出手配も行っています。

新車・中古車を含めて年間約5千~6千台を輸出しており、これまで約80カ国に10万台以上の車両を輸出した実績があります。

RamaDBK 販売サイト:https://www.ramadbk.com/

 

シンクロジスティクスと提携した経緯

シンクさんと取引を始めたのは2~3年前ですが、以前から一木社長とは付き合いがありました。転機となったのは、一木さんがシンクロジスティクスを立ち上げて関東に進出する際に、「アドバイスをしてくれませんか」と声をかけてもらったことです。

そこからビジネス面の支援をするようになり、「JUMVEA(日本中古車輸出業協同組合)」や「SLAAJ(日本スリランカ自動車協会)」への加入や、組合メンバーとの交流などをサポートしてきました。

本格的に取引を始めたきっかけは、シンクさんがSLAAJのメンバー(輸出業者=シッパー)を招待・アテンドしたモンゴル視察ツアーです。シンクさんは、現地バイヤーとのミーティングや懇親会、現場視察などをアレンジしてくださり、メンバーにとってビジネスのコネクションを増やす良い機会となりました。

このような現地視察ツアーは組合が開催することが多く、フォワーダーが主催したのは私が知る限りシンクさんが初めてです。

ツアーでは、シッパーと一緒にビジネスを大きくしたいというシンクさんの真摯な姿勢が垣間見え、とても好感をもちました。これまでは、どちらかというと友達付き合いのような関係性でしたが、今後はビジネスパートナーとして一緒に仕事がしたいと思い、船積業務を委託することにしました。

 

信頼の厚いシンク社に、モーリシャス向けのコンテナ輸送業務を一括委託

RamadaDBKジャガット様

主な委託内容

主に、横浜の港から輸出する車両の通関や輸出前検査、コンテナバンニングなどを委託しています。依頼数は月100~200台くらいで、仕向地によってコンテナ輸送またはRORO輸送となります。コンテナ輸送の主な仕向地はモーリシャスで、RORO輸送は東南アジアやアフリカ、カリブ諸国が多いです。

もともと、モーリシャス向けについては別の業者も複数社併用していましたが、営業担当者から「シンクさんは対応スピードが早く、現地代理店との関係がしっかりしていて一番スムーズに輸送できる」という評価があったため、少しずつシンクさんにシフトしていきました。

現地到着後に車両や輸送に問題が発生した場合、シッパーとしては状況把握が難しいことがありますが、シンクさんの場合は現地代理店がすぐに状況確認をして連絡・対処してくれるので、早めに問題を解決することができます。

また、ハウスB/L(フォワーダーが各荷主に発行する船荷証券)を発行してくれるため、現地でコンサイニー(荷受人)が貨物を引き取れなくなるリスクがありません。これは、輸出業者にとっては大きなメリットです。

 

書類や進捗状況はシステムで一元管理

業務連携

依頼の流れとしては、ECサイトで購入したお客様から前金の入金が確認できたものについて、当社の担当者がシッピング・インストラクション(S/I:船積依頼書)を作成し、シンクさんに依頼します。

S/Iなどの輸出関連書類はすべてシンクさんのシステム『La-Plus(ラプラス)』に登録・共有され、進行管理もシステム上で行います。La-Plusは当社メンバーもログインできるため、必要な情報や進行状況をいつでも確認することができます。

基本的に、車両をヤードに搬入したあとの各種作業についてはシンクさんにすべてお任せしており、当社の船積部門のスタッフがLa-Plusで進捗状況を確認しながら進めています。

 

柔軟かつスピーディな対応でシッパーのビジネスをサポート

RamadaDBKジャガット様

シンクロジスティクスの魅力①スピーディな対応

シンクさんは質問や相談に対する対応が早く、スタッフの方がすぐにアクションを起こしてくれます。以前は、営業担当者がお客様から質問を受けると、船積部門を介して各業者に確認する必要があったため、簡単な内容でも回答に時間がかかっていました。

シンクさんの場合は直接やりとりができますし、営業時間外であっても対応してくれるので、すぐに回答がもらえます。英語やスリランカ語が話せるスタッフがいることも心強いですね。

自動車輸出業界は競合他社が多く、お客様を獲得するには1分1秒でも早く対応することが重要です。対応が遅いと取引の機会を失う可能性もあるため、スピーディに動いてくれることは非常に大きなメリットです。

 

シンクロジスティクスの魅力②柔軟なサポート

いま、コンテナ船もRORO船もスペースを確保しづらく、運賃も上昇しています。特に商用車はなかなかスペースが取れず、スリランカに冷凍車を輸出している当社としては難しい状況です。

そんななか、シンクさんとコネクションのある会社が新たにRORO船を出すことになり、そこのスペースをシンクさん経由で提供していただけることになったのです。船のスペース取りができないと輸送が滞ってしまいますが、シンクさんがスペースチャーターのような役割を担ってくれたことで、難しい状況でも輸送できるようになりました。

こんなエピソードもあります。
以前、別の代理店を使ってモーリシャスにコンテナを輸出したお客様から料金を回収できず、港に長期間留め置かれたままになったことがありました。

車を出すことができず困っていたとき、シンクさんに相談したところ、シンクさんが提携している現地代理店経由でハウスB/Lを発行して問題を解決してくれたのです。そのままだと保管コストが膨れ上がって誰も引き取れなくなる可能性があったので、とても助かりました。

シンクさんは、シッパーが困っているときは解決策を考えて提案してくれます。要望に応えたい、仕事をきちんとやりたいという姿勢を感じるので、我々としても色々なことを相談しやすいです。逆にシンクさんから「スペースがあるので貨物はありませんか」とお話をいただくこともあり、こまめに情報交換をしながらお互いのビジネスを助け合う協力関係ができています。

 

シンクロジスティクスの魅力③時代に合ったビジネススタイル

シンクさんのビジネススタイルは、新しい考え方が求められる今の時代にフィットしていると思います。

港の仕事は歴史が古いこともあり、昔は船積みを行う現場の立場が強く、「荷物持ってきたら積んでやるよ」というスタンスの業者が多くいました。彼らの言うとおりにしないと仕事を引き受けてもらえない感じがあったのですが、シンクさんはシッパーの立場に立って一緒にビジネスを大きくしていこうというスタンスです。

また、シンクさんが開発したLa-Plusも業務効率化に役立っています。システム上でデータ共有や輸送状況のトラッキングができるようになり、マンパワーをかけずに船積業務を進めることができています。

 

お互いのノウハウを活かし、新しい領域のビジネスにも一緒にチャレンジしたい

RamadaDBKジャガット様

今後の取引の展望

シンクさんのサービスはさらにレベルアップしていくと思うので、今後も依頼数を増やしていきたいと思っています。

また、自動車輸出以外の領域で可能性のあるビジネスがあれば、ぜひ一緒に取り組みたいと考えています。すでに、一木社長とも「お互いの会社のノウハウを活かして、一緒に新しいビジネスができたらいいね」という話をしているところなので、今の枠に留まらない付き合いに発展させていきたいですね。

 

企業紹介

RamaDBKロゴ

社名:RamaDBK Ltd.
URL:https://www.ramadbk.co.jp/